※ご成約【賃貸テラスハウス】~二宮町移住物語~
※ご成約となりました。
【二宮町二宮・二宮駅徒歩13分・1980年建築・3SLDK・74.5㎡・家賃※万円・共益費1,000円・P無し・敷1礼0】
外観
間取り(74.5㎡)
a short story
「辿りついた町の名は・・・二宮。」
【登場人物の家族構成】
夫婦2人(主人40歳・品川勤務/妻36歳・主婦)
子供2人(長男4才・次男2才)
猫2匹
私たち夫婦は東京生まれ。結婚を機に私の実家で同居を始めましたが、子供の成長は著しいもので手狭になってきた事はもちろんの事、元気すぎる子供たちは家中を走り回っている。さすがにこれ以上は親に迷惑をかけられない。夫の気疲れも伝わってくる。引越ししたい気持ちはあるけれど、家族4人と猫2匹が住める賃貸なんてあるのだろうか?
走り回る子供達がいるから、アパートやマンションでは駄目。一戸建てかテラスハウスの角部屋でなければ。間取りも3LDKは欲しい。でも、私たちの予算では家賃に月々10万円も出す事ができない。これでは都内では物件は見つからない。どうしたら良いんだろう。。
そんな時、結婚を機に「二宮」という町に引っ越した学生時代の友人にランチに誘われた。初めて訪れた二宮町。改札を抜けると、ゆっくりとした時間の流れを感じた。空も広い。良い感じ。
「指帆亭」という海が見渡せるレストランでランチをした。最高の景色!私たち夫婦は、海がある町に住んだ事がないから、海への憧れが人一倍強い。二宮は海抜20m以上ある所が多いから、これだけ見晴らしが良いロケーションだと説明されて納得した。
ランチの帰り道、お店の近くを散歩しました。そしたら、この景色が目に飛び込んできた。
私が住んでいる町とはまるで対照的なその風景に心奪われ、私は時間を忘れて立ちすくんだ。
なんて素敵な町だろう。
「住んでみたい。」
ふと口ずさんでいました。
この場所から50m程の場所に、一軒の黄色のテラスハウスがありました。小さな公園が目の前にあって少しかわいい。一部屋空き部屋みたい。募集しているのかな?
「ここに引っ越してきなよ!」笑いながら友人が言ってきた。
「良いかもね!」私も笑って言い返した。
東京の家に帰ってからも二宮町の余韻が消えずにいた私は、先ほどのテラスハウスが気になったので調べてみたくなりました。どうやって調べたら良いんだろう?
まずはインターネットで「二宮町 不動産会社」というキーワードで検索してみた。トップに「太平洋不動産」という会社が出てきたのでホームページを見てみた。
ずいぶんと二宮推しの不動産会社だわ。店長は出たがりのナルシストね。
でも、二宮の魅力が伝わる。。。
あっ!あのテラスハウスだ!
「3SLDK・74㎡で家賃※万円!!めっちゃ安い!」
信じられない!これだけの広さがあって、家賃が※万円?
都内じゃ考えられない。
しかも、小型犬または猫2匹まで飼育OK
えー!?猫が飼育出来る物件って少ないのに更に2匹まで良いのー?
我が家は猫が2匹だ。
非現実的だった「二宮に引っ越してきなよ!」の友人の言葉が、一気に現実味を増した。
品川までの夫の通勤を調べてみたら乗り換えなしで1時間で行ける。しかも朝の電車は座れるらしい。
テンション上がった私は夫に二宮町の事を話し、興味深々になった夫と共に、早速週末に物件を見に行くことになった。
リフォーム済みで綺麗
築39年となっていたので、内装は全然期待していなかったらビックリ!綺麗だわ。
壁紙や床材が新品になっている。エアコンも付いている。
角部屋ならでは、窓が多くて明るいキッチン。
収納もたくさんあるわ!
良い!良いわ!
これなら家族全員でも十分な広さだわ。
駐車場が無いけど、公園がある
この物件は駐車場が無いけど、都内で生活していた私たちは車の必要性が無かったので車を持っていない。だから問題ない。それよりも、お部屋の目の前がちっちゃな公園なの。プチパークだわ。遊具だってこれしか無いんだもの。かわいいじゃない。
リビングから子供たちが遊んでいる姿を見ることが出来る。
専用庭みたいなものね。
ここにハーブを植えようかな?
一度挑戦してみたかった、土いじり。
私たちに、迷いはなかった。
二宮町は「お金を消費しなくても、心が満たされる町」
二宮町へ移住してきてから、毎日海へ散歩に行っています。子供たちもいつも笑っていて楽しそう。都内で生活していた頃は、とても便利な生活をしていたけれど、常にお金を消費して、その便利さを得ていました。
二宮町は、何かを買うときの選択肢は少ないのですが、新鮮な野菜や魚を買える商店。美味しいパン屋さんがあります。隠れ家カフェも見つけました。
それで十分だと思いました。多少の不便はあってもストレスにならない。
それよりも、日常の中に溶け込む自然の風景。吾妻山、海。この景色が心を豊かにしてくれます。
この家に、そして二宮町に引っ越してきて本当に良かった。
※このお話はフィクションですが、移住者の声を反映しています。
記事著者:店長 宮戸 淳
Portrait : Mariko Yamamoto