【大家さんへ】~成約率・入居率を高めるには「おもてなしの心」が大切~
早期成約する賃貸物件の特徴を挙げてみます。
・駅近
・新築、築浅
・海一望
・庭付き古民家
・コンセプト住宅(デザイナーズ、ガレージハウス、DIY可、無垢材など)
・大家さんの「おもてなしの心」がある物件
不動産において、「駅近」に対する需要は絶対ですので、その分空き部屋は少なくなります。新築物件は10年も経過すれば「築浅」と呼ばれなくなります。海一望やコンセプト住宅は希少性です。
つまり、市場に出ている物件の大多数は、駅近でもなく、築浅でもない早期成約になりづらい物件なのです。
おもてなしの心が入居率を高める
では、それら大多数の早期成約になりづらい物件の中で、より早く成約となるお部屋はどんな物件かというと、「家主のおもてなしの心」を感じられる物件です。これは、10年以上賃貸仲介の営業をしている私が常々実感している事です。
ここで言う「おもてなしの心」とは、入居者を迎え入れる万全の体制を整えている事です。具体的な事を挙げてみます。
・原状回復が終わっている。(清掃や壁紙の張替えなど。)
・エントランスなど共用部分の清掃が行き届いている。
・建物のメンテナンスを定期的にしている。
・定期的に設備のグレードアップを行っている。(追焚追加・エアコン設置・モニタ付インターフォン・専用Wifiなど)
入居者が決まらない物件の特徴は、単純にこれら逆の事です。清掃が済んでいない。壁紙が汚れている。黄ばんだ古いエアコンが付いている。玄関に投げ込みチラシが散らばっている。外壁が汚い。などなど、分かりやすいですよね。
どんなホテルや宿に泊まりたいかと考えた時と一緒ですね。
これら大切な事は、考えればすぐに分かる事ですが、反映されていない物件が多く存在しているのが現実です。たとえ需要の高い駅近物件だとしても、家主のおもてなしがなければ、いつまでたっても成約にならないのです。
築25年で駅から遠いのに常時満室
築25年経過していて、駅からバス便の場所なのに、常に満室のアパートがあります。空室が出ても直ぐに入居者が決まるので、人気物件といっても良いでしょう。このアパートは家主の入居者へのおもてなしがとても素晴らしく、早期成約だけでなく、入居後もクレームが発生した事がありません。このアパートの大家さんがしている事を挙げていきます。
流行りに合わせた原状回復
ただ壁紙を張り替えたり、畳を新しくするのではなく、今の時代の人が求めている物を提供します。同じ単価でも、お部屋は劇的に変わります。古いアパートの場合、こういった部分で付加価値を付けていかないと、お部屋探ししている人に注目されなくなります。
設備のグレードアップで家賃も上げられる
このアパート、空室が出るとその度に少しづつ設備をグレードアップしています。それに伴い家賃も上げているのですが、家賃を上げても早期成約になっています。グレードアップ例としては、もともと追焚き機能がなかったのですが、追焚きをつけたり、モニター付きインターフォン設置、インターネット無料の専用Wifi設置などを行っています。今の人たちが求めている物を提供しているので、家賃の値上げを成功させているのです。
ちょっとした心遣い
ただお金をかければ良いという事ではありません。ちょっとした心遣いもお部屋探ししている人の心を動かすのです。引続き同じアパートですが、ここの大家さんはバルコニーにプランターと生花を用意してくれているのです。窓を開けたらお花があるなんて素敵ですよね。
その他、玄関にも花が飾られていたり。
洗面台にアメニティーグッズが置かれていたり。
敷地内にもお花が置いてあったり。
これらちょっとした心遣いだけでも「気さくで良い大家さんっぽいね、決めても良いかもね。」となるものです。この大家さんは入居者を迎え入れる体制がいつも万全ですので、駅から遠く、築25年経過しているのにも関わらず常時満室を実現しているのです。
空室には必ず理由がある
「今の時代に合わせた原状回復」「共用部分の清潔感」「賃料設定」が適切であれば、必ず空室は埋まります。今お持ちのアパートに空室があるとしたら、いずれかが原因です。この中で、どうしたら良いか分かりづらいものとしたら「今の時代に合わせた原状回復」かもしれません。これは、実施する人の経験とセンスが問われる部分になります。
太平洋不動産の店長がアドバイス致します
では、誰に相談したら良いかというと、私にご相談下さい。
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店長:宮戸 淳